日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

リモート時代のモブプログラミング(モブワーク)の参加メモ #モブLOVE

オンライン勉強会の試みも増えて良いところとイマイチなところが見えてきた昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。私の所属するいくつかのコミュニティでも以前からオンライン勉強会どうかなーと話していたりしたんですが、このご時世で逆に下火になっています。なんでだろ、天邪鬼なのかな?(類友

さてさて掲題の「リモート時代のモブプログラミング(モブワーク)」に参加しました。

オンライン勉強会は参加っていうより眺めているだけな感じのものが多いのですが、チェックインやチャットの会話や拾われかたなど、比較的参加感のあるイベントだったと思います。 この辺りはさすが@TAKAKING22さんのイベントだなと思いました。従来からの取り組みに加えて4月以降、5回の多人数のオンラインイベントをされているのは凄まじい。

「モブプログラミングお悩み相談室」は飛び込んで良いって言われたので飛び込んでみました。もっと他の人も飛び込んでくれたら良いのになーって思ってましたが、難しいだろうなーとも。

本編で特に印象に残ったのは2点。言語化するなら「現代における8mの距離感」と「道具のシームレスにこだわる」です。こういう言葉が出たわけではなく私の感想ね。

現代における8mの距離感

何かの研究の引用なので探せば元ネタは見つかるはず。面倒なので探しません。 8mくらいの距離感にいるとコミュニケーションが取れ、それ以上離れると急激に取れなくなるというグラフが示されていた気がします。

研究では物理的距離ですが、オンラインを活用することで距離感が縮めることも可能なのだろうなと思いました。 あと距離感が縮まったあとなら物理的距離、論理的距離を多少話してもコミュニケーションは取り続けられるのかな、とも。

「8mの距離感」をパターン言語にできそうだなーとか。

道具のシームレスにこだわる

道具を組み合わせるとちょっとした手間がたくさんあります。 例えばモブプログラミングでドライバーが切り替わる時、gitでcommitしてpushしてzoomの共有する画面を切り替えて……とすれば実現できるでしょう。 この切り替えをなくせる限りなくす、文字通り「シームレス」に継ぎ目を無くしていくところに拘っているのように感じました。

切り替えの手間はモブプログラミングにとって必要なものではありません。ただのノイズです。 これをなくすことで前述の「距離感」を縮められるんだろうなって思いました。

脱線になりますが、制約について述べておきます。 制約は否定的無意味で使われることが多いですが、制約があることでうまくいくものもあります。 制約により選択肢が狭まることで、意思決定の速度が上がります。一つしか選べないなら迷うことはありません。 制約は仕事を阻害するものではなく、効率を良くするためにあるのが理想です。

「切り替えが必要」は明らかに効率を悪くする制約です。 これらを無くしてシームレスに、継ぎ目をなくし、磨き上げていっている。 TAKAKING22さんのチームはそういうことを行っている(意識的に取り組んだ結果か天然なのかは分かりませんが)、そんなチームだなと思いました。

まとめ

おもしろかった(まとめてない

やっぱモブな話の中では組織の話が出ることも多く、チャットの中でも組織パターンに触れたりしました。出たのは確か「賢い愚者」。他もあったかも。

組織パターン

組織パターン