日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

関西Javaエンジニアの会スペシャル! JavaOne 2012のメモ #kanjava

JavaOne2012の報告会!……ですが関ジャバメンバー誰もJavaOne行ってないわけで。そんなわけで @さんと@さんの2本ずつお願いしてしまうと言う……*1ありがとうございました!
50人弱集まって頂きましてとても満足度は高かったです。最近のJavaのことをそれなりに知れたわけですが、それをどう生かしていくかーとかをふと考えたりしつつ。

ざっくりメモ

JavaOne 2012 のアップデート - @さん

"Make the Future Java" は"Javaの将来を作る"と"将来をJavaで作る"のダブルミーニングJavaは今後も進化していくわけで、いつまで後方互換を保ち続けるのかは興味深い所。互換性のための血の滲むような努力が所々に見えるのが現状のJavaですし。
新しい事ってのはあまりなくて、ProjectNashorn*2がOpenJDKにとか、JavaFX for ARMとか、ProjectSumatraとか。目新しさと言う点ではパッとしない感じのようです。
そして今後のJava、SE8 ではNathronとLambdaにDate/Time APIあたり。SE9でJugsaw。それ以降でSumatraが入ってくる。2年置きリリースが本当なのかってのと、それに対してどの程度開発現場がついていけるのかは気になるポイント。実際ついていけないとか言ってていいのか疑問なんですが……。

「最近の開発環境では、Javaの開発効率は言われるほど悪くはない」って感じの発言を受けての感想。存在も知らないから使いもしない、使わなくても一応モノは出来る、その程度の効率でいい、なんてそんな現状がございますね。

Lambdaへの道 - @さん

らむだーの話。Lambdaが必要とされた背景とか。出てきて大騒動を起こし、一旦消えて復活を遂げた代物。結局ただのシンタックスシュガー……かと思いきやそれだけに留まっていないわけで。

正直なとこ構文も使い方も最近の他言語を使った事ある方なら全く困らないでしょうね。ようやくJavaで出来るようになったかー程度なんですが、それでも業務処理の大半はコレクションをアレコレすることなので、入ってくれるとがらっと変わります。この辺りはまた別途。

Java EE プラットフォームにおける HTML 5 対応- @さん

JSF2.2やWebsocketの話からProjectAvaterまで。ここでProjectNashornが絡んでくるんだーとか思いつつも、サーバサイドJavaScriptの嬉しさがいまいちわからなくて……結局ProjectAvaterでどんな実装になるのかがイメージできていないのが問題な気がしたわけですが、なんとなくもう少し情報が出てくるまでそっとしておいていいかなとかそんな気分になっております。

Introducing JavaFX 2 - @さん

JavaFXについては何度かお話を聞いているので、ふんふんと。Scene Builderもしらない間にすっかりしゃんとしてきたようです。いくらかまだ不足はあるものの、JavaFXももう十分実用と言えるんでしょうか。やっぱJavaFX8から本気を出す感じなんでしょうか。

順調に動く場所が増えているようでいいですねー。標準で入ってくるようになればデスクトップアプリとかさくっと書いて捗ったりしたりしないもんだろうかと。いや今でもSwingで作ればいいんでしょうけど、なんとなく勉強するタイミングを逸した感。そもそもクライアントアプリをJavaでってのがどの程度ある話なのかがわからないのですが、作ってみたいなーとは思いつつ、思ったままで。

Groovyの何か(仮) - @さんの何か。

「${hoge}の何か(仮)」で今後しばらくタイトルを押し通す気なんじゃないだろうかこの人は。
G*ワークショップで話された内容を語るという、JavaOne報告会報告でした。これはこれでありですよね!Groovyも順調に進化していて、なんか気づいたら思いっきり取り残されている感がしました。あたふた。

そんなわけで

来年春また東京でJavaイベントがあるとかなんとか。次の関ジャバはまた2月くらいになります。たぶん出来ると思う。出きるんじゃないかな。

*1:人使い荒いコミュニティだ……。

*2:なずほんと発音するらしい