わけるとわかるようになります。ほんとに?
これは一度に相手するボリュームが減ることで、理解を妨げる複雑さや繁雑さが軽減されるから。 繁雑なものはそんなに苦労せずうまく分けれることが多く、分ければ素直にわかるようになります。 複雑なものはわけるのに失敗することもよくあります。 ただ、分けてみようとしないと繁雑と複雑の区別がつかなかったりします。
ともかく分けさえすれば、個別に理解して各個撃破。適切に繋ぐと、全体が理解できるようになります。 適切に繋げば。適切に。いい言葉だ。できるのかな。
長文読解でも、適切なところで区切って、名詞・動詞・形容詞とかを識別して、個々の単語の意味がわかれば、全体がわかるようになったかと思います。
でも区切るところを誤ったりするとてんで違う意味になるし、慣用句や熟語をぶった切っちゃって全然理解できなかったりとかもある。よくやる。 だからいまだに英文がまともに読めない。
別に文章に限ったことでもなく、タスクでも分割してみたら何をするかが整理できたりする。 大きいままだと見積もれないから分割して見積もったりする。プランニングポーカーとか。見積もれるってことはある程度は理解できてるってこと。 まぁタスクのブレイクダウンからガントチャートとかにつなげると「分け方は誤っていない」が前提になっちゃって、繁雑なものだったら結果オーライになるんですが、実は複雑だったーとかだと大変なことになったり。
ともかく文章でもタスクでもシステムでもメソッドでも、分けただけじゃ意味がありません。 意味がないどころか、分けることによって「繋げる」が増えます。 分けなかったら要らなかった「繋げる」をわざわざ発生させてまで、それを分ける価値はあるのかと。 分けるのは絶対的な正解ではないんです。分けなくていいものを分けるんじゃない。
で、その上で分けると判断したとして。分けるのはゴールではなく、はじまりですらなく、スタート地点の地ならしだと思うんです。 一発でいい感じの分けなんてできないし、できたとしたらきっと分けなくてもわかってたんじゃないのって思ったりする。なら分けるかどうかなんて些細な話。 分けてわかったとしても、わかるの自分の脳内だけの話なんで、きっとゴールではない。 わかったあと、分けたのをなかったことにしてもいいと思う。 分けるを分けないの含めてうまく使いたいなーって。そんな感じ。
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さて、脈絡もなく過去ツイートから「分ける」を拾ってきたー。
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- 分割しただけじゃバラバラ事件だからくっつけないとねーって。
- バラバラにしたの繋いで、くっついてたのと同じように(もしくはより良く)動くってのはなかなか難しい話。
- でもそれができてこそ。境界引いて、依存制御して、やっぱやめて。とかできるとだいぶ強い。
- 分け方の悪さはくっつけようとしたときに初めて気付いたりするもので。
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- 95%動いてるものを2つに分けて両方95%動いてるとして、単純計算で90.25%に下がると言うただの現実。
- 実際はもっと下がる。安易なシステム間連携なんてそんな信頼できるもんじゃない。
- 簡単に繋がりそうなものでも、分けただけじゃ失うものがあるよねーって。
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- たぶんECRS絡み。
- 単に分けるだけじゃ改善しない。
- 分けて個々を理解したあと、要らないのを削ったり、統合したり、順番変えたり、単純にしたり。
- そう言うことをせずに分けたままだと、単に関連が増えただけになってしまうかもしれない。
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- 4年前。
- 目的持って分けましょうね、と。
- 共有できてないだけだったらまだましで、分けてる当人が何のために分けてるかわかってないことすらある。
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- 8年前。
- くっついたままと分かれてるのとどちらがマシか、みたいなのかも。
- 分かれてるのをくっつけるのと、くっついたのを分けるののどちらがやりやすいか?で前者を選んでる。
- gitのコミットとかでイメージすると、細かく分かれてるものがどうとでもなるのは想像しやすいかもしれない。
- とは言えくっつけるにもルールがあるから「分かれてりゃなんとかなる」は限定されたコンテキストだと思う。
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- 9年前。
- 分けたものをどう扱うかで分け方は変わるらしい。
- 深い(雑
追記: たぶん言いたかったこと
- 思考停止で分けない
- 分けなくていいものを分けない
- 分けるのはせいぜい中間作業
- 分けるときは事後処理をセットで考える
- 分け方は合成方法に依存し、合成可能性が重要 とか言うと格好いい
- 分けるかどうかなんてどうだっていい
読み返しても「そんなこと読み取れないよー」って自分で思った。