日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

「自分がやった方が早い」の取り扱い

当たり前なんだけど、なんで当たり前なんだろうって。

ものすごく雑に項目を出してみて。

  • 対応: 純粋に対応にかかる時間
  • 伝達: やりたいことを伝えたり確認したりする時間
  • 忖度: 「この人はこれを言いたかったんじゃないか?」とか推し量る時間
  • 過剰対応: やらなくていいことをやってしまう時間
  • 思いつき: 要らないことを思いついて対応する時間

多分適切な分類じゃないし、まだ他にもあると思うけど、そこは気にしない。

で、適当に数字振ってグラフにしてみる。

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「自分と同じ知識/技術を持っている人」にやってもらうと置いてみる。ので、対応の割合は同じ。

他の人にやってもらうとなると、当然伝達するのに時間がかかるのでそれが乗って、完全に全て伝えられるわけじゃないから忖度の時間がかかる。 そこに「過剰対応」が乗るけれど、これは自分でやる場合より他の人がやる場合の方が多分多い。 あとは自分がやる場合にだけ発生しそうな思いつきにかかる時間をのっけてみた。

根拠もないグラフだけど、「自分と同じ知識/技術を持っている人」であったとしても自分でやるよりも1.56倍かかる。

それどころか、自分よりだいぶ出来る人でも、自分でやるよりもかかる。 このグラフの割合だと、メインの対応にかかる時間が1/10でないと総時間は同じにならない。相当無茶な話。 むしろ自分よりも相手の方が知識や技術が優れてほうが、いろいろ見えてしまう分、忖度や過剰対応が増えそうな気さえする。

気がする、気がする、ばかりでなんなんだって感じの話だけど、相手にネガティブな印象を持つことは減りそうだなーって。 そんな話。