日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

既存

既存ってやつが邪魔で仕方がない。
明らかにおかしくて変な挙動するときもあるのに、手を出させてくれない。なぜならその問題がまだ表面化していないから。問題が起こっていないところに手を入れて新たに問題が出ることが何よりも怖いらしい。ぱっと見て判る変な実装で、ちょっとした試験で簡単に妙な挙動をしたとしても、実際の運用上では問題が今のところ起こっていないならば、それは改修することが出来ない。
既存ってものは聖域化していて、明確な問題が出ない限り既存は手を入れることを禁止されているようなもの。一部に手を加える事があっても、その中で変な所を見つけたからと言って直そうものなら、ばれたらお叱りを受ける始末。
こんなことでいいのだろうか、と常々思うのだけれども、そんなことを気にしていたとしても、直せないものは直せないわけで。実際に使う人と自分との隔たりが気になる今日この頃。

小数点以下が切り捨てになっているのを、四捨五入の方がいいと判断して改修。の際に単位を誤り、過大な振幅データが送られるようになったという。
ソフト改修のミスで誤報=緊急地震速報、依頼外の作業−気象庁

こういうのが起こるから手を出させたくないってのも判るんだが。