ベタープログラマの第一部を読んだ
ベタープログラマ ―優れたプログラマになるための38の考え方とテクニック
- 作者: Pete Goodliffe,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
ベタープログラマを読もう - 日々常々で5,6,8,11,13章を読むと書きました。 実際2,4,5,6,8,11,13章を読みました。2つほど増えてますね。
雑感
部タイトル
you.write(code)
って code
を you
に書かせてる? you
は渡された code
をそのまま書くのだろうか。仮にそうだとしたら you
の型って何なんだ・・・プログラマではなさそう。もし渡した code
がそのまま書かれないとしたら write
メソッドって名前はどうなのってなっちゃうし。ところで code
は誰が生成するんだろう。 you
かしら?だとしたら code
生成と code
の write
で分かれてる? 流石に code
って変数名で型がコード的な何かじゃないってことはないと思うし・・・
2章
vimが最善です。それがすべてです。
のっけからこれ。こう言うことを書いてる本ってのがわかりやすくていいと思います。客観的な正しいっぽいことが書いているのではなく、著者が好きに書いている感じがします。
グッドリフの法則
「コードのレイアウトに関するすべての議論は、白熱すればするほど、ほぼ実りのない議論になる」
そのとおりでございます。
さて2章は「見かけのよい状態」ってのがどう言うものかを書いてます。 前に書いた 見やすいコードのために出来るたった一つのこと - 日々常々 とか、 "ふつうのJavaコーディング"を話しました - 日々常々 で話したことのいくつかとか、普段話してることと被っているものも多くありました。「そーそー、そう。これが前提、このあたりは議論の対象じゃなく、話したいのはこの先なんだー。」と言う感じ。
4章
まだやりすぎてるところ多いなーと思ったり。「結論を出さなくてもいいように、どうとでもなるように実装しておく」ってのは確かにYAGNIではあるなーと。小さいものでも不要な作り込みは不要なわけだし。
実装する前に話すのがいいってのはわかるのだけど、でも机上の空論するなら実装しちゃったもので話したほうがいいよなってのもよくみるので、この辺は意図しての使い分けかなー。
5章
自分の古いコードを読んで、そこから学ぼう、といった趣旨。
思い返してみると、自分の過去書いたコードをみる機会って案外少なかったです。長期プロジェクトは多かったけれど、プロジェクトの間にコードが変わることは少なかったかもしれない。プロジェクトが変わるタイミングでコードも変わってた感じがする。なので以前携わってたプロジェクトのコードを見たときに、ここで書いているような経験になってたかな。git以降は普段のコードを見返す機会も増えた気がする。ここ最近はプロジェクトの切れ目とかは関係なく自分のコードがころころ変わるので、昔よりも実践できてるかもしれない。
そいや昔から言ってるよなーとログ漁ってみたら
過去の自分は良い教材。
— irof::ねむい (@irof) 2010年12月17日
それっぽいのがツイッターはじめた年にあったので、もっと前から言ってそう。
あと「過去の自分は遠慮なく叩ける」とかもしょっちゅう言ってる。コードに限らず過去のブログもいい教材になります。
6章
章タイトルが謎だから読もうと思った章ですね。プロジェクトに途中参画するときにどのようにしてコードにたどり着くかって話を「航路の航行」と名付けている。なるほど。
私は途中参画もそうだけど、新規プロジェクトでも地図を描くことが多いです。地図と呼んでいる何か、ではなくて結構それっぽい地図でプロジェクトをあらわしてみる。システムの境界を海岸線であらわしたり、港や崖を描いたり、わかんないところは雲や霧で隠してみたり。傍目は遊んでるように見えたかもしれない。最近はコンテキストマップを描こうとしてる。他の人との会話に使えそうだから。
ソフトウェア考古学
たまに耳にする、具体的にはどういうものか知らない言葉が出てきた。 Wikipediaだと Software archaeology - Wikipedia とかある。まあ考古学って言うのだから、事実から文化とか状況を読み取るって感じなのだろう。メンテナンスの時によくやってるアレのことだと思う。
8章
「エラーへの言い訳」に反論するの、表面的にはできるだろうけど、反論しきろうとすると難しいなと。章タイトルの「そのエラーを無視するな!」から想像していた内容よりも具体的で強い論調だと感じました。この章は読んでみてほしい。
11章
章はじめはテスト駆動開発から入りますが、話は一応テスト全般をスコープにしてる感じです。考える機会になることがいっぱい詰め込まれてます。やはり話題としては自動テストの比重がほとんどですが。
よくある誤りは、五つのメソッドを持つクラスを見て、(略)個別のテストを五つ必要だと考えること
これを明確に「誤り」と言ってるのは初めて見たので印象深かった。理由も添えられていますが、SUTがオブジェクトとしてあまり役に立たないスメルなのかなーというのが感想。
そういえばIDEでテストクラスを生成すると、メソッドに対するテストメソッドが生成されたりしますね。あれでメソッド作ったことないですけど、ああ言う選択肢がでるのがこの辺を助長してるのかもしれない。
てことで
次は二部。そのうち。。