日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

退職しました #hogedriven

三月末日をもって、株式会社HOGEDRIVENを退職することになりました。
理由を一つ挙げるとすれば音楽性の違いです。


愉快なメンバーに囲まれ、そう言う意味では良い環境ではあったのですが、同じようなExcel方眼紙と格闘する充実した毎日だったのですが、@氏の至高のExcel方眼紙と私のExcel方眼紙には致命的なズレがあり、この差が今回の事態の一因なのかもしれません。
今日からは一人で究極のExcel方眼紙を追求して行きたいと思っています。

Excel方眼紙と言うもの

Excel方眼紙はただセルの横幅を小さくするだけと思われているようですが、それだけで成立するものではありません。
本当のExcel方眼紙は、表面的な見た目が方眼紙っぽいと言うものではないと思っています。
枠にはまった定型的なフォーマットにより、どこに何が記述されているかを容易に把握出来ることばかりが利点として語られるExcel方眼紙ですが、本来のExcel方眼紙は見た目の形式だけでなく、記述の容易さ、カーソル移動、検索、編集、履歴追跡においてすら力を発揮するものです。
Excel方眼紙がdisられるのは、それを理解していない人が記述するからだと確信しています。

Excel方眼紙を作成する際の原則

1) インデントは必ずセルで表現する
ダメなExcel方眼紙でよく登場するのが、インデントをスペースで記述してしまっているものです。これをしてしまうと、字下げしている段落の一文が長くなり折り返す必要が生じた際、次の行でもスペースで調整する必要が出て来ますが、それ以上に段落移動が困難になります。項番を付けるような入力をする際、枝番レベルでそのセルの列を揃え、その列には深度が一致する見出し以外は記述しては行けません。
こうすることで、次の番号……例えば「1.1から1.2へ移動したい場合」に下キーを連打したり、ページスクロールで目で探したりすることなく、Ctrl+下キーを一度おすだけで移動出来るようになります。
原則を適用した例は以下のようになります。

この1.2や(1)などを1と同じ列に記述し、前をスペースで字下げしていると、キー一発での移動が出来ません。

2) ページのフォントは最初に揃える
Excel方眼紙の方眼紙たる力を最大限に活かすには、プロポーショナルフォントでは厳しいと思っています。そのため、編集前にフォントをMSゴシックにしたり、フォントサイズを調整する必要があります。これが記述後に行われると、フォントの高さがズレるためオートシェイプの表示が狂ってしまいます。Excel方眼紙においてオートシェイプを侮ることは出来ません。

3) 常に印刷プレビューを確認する
折角枠内に納めているのに、印刷すると行末が欄外にはみ出ていたり、それだけならまだしも、折り返されて印刷されない状況になってしまっている例をよく見ます。Excel方眼紙は印刷するのが前提であり、印刷後はファイルに綴じ、封印する必要があります。そしてExcelにおいて編集中の状態と印刷時で表示が変わるのは基本的な話。このズレを脳内で予測出来るようになって、やっと三流です。そんなこともわからずに枠内ギリギリいっぱいに文字を詰めたりして、印刷時におかしなことになったと騒ぐ、なんてことを避けるため、二流(ズレを想定して予め無意識に避けられる)以下の方は特に、記述するたびに印刷プレビューを確認するべきです。


他にもありますが、ここで書くには制限が厳しいです。255列限界を突破する必要がありますが、四文字拡張子は生理的に受け付けないので、ここは改善ポイントかもしれません。

今後

オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな このはてしなく遠い方眼紙坂をよ…

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他へのリンクを並べようと思ったけど、@さんとこで書いてくれてるし、これだけでいいやー。