日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

ネーミングの掟と極意

ネーミングの掟と極意 (エンジニア道場)

ネーミングの掟と極意 (エンジニア道場)

ネーミング専門に扱った本。ネーミングと言っても、クラス名やメソッド名と言ったコード寄りではなく、機能名やシステム名などの和名がターゲットです。もし前者を求めているならば違いますのでご注意を。
二章構成で、概要を説明する一章。実例を挙げてその名前の良し悪しや変更例を挙げる二章となっています。一章は価値有りですが、二章は微妙でした。ページ数では6:4くらいで二章の方が多いので、ちょっと損した気分に。
この手の事で重要なのは、理想をしっかりと認識する事だと思います。そして理想を理想として受け入れ、現実では理想通りには行かないが、理想に近づけようと努力し、その努力の痕跡が残るような結果にすべきだと思います。この本では、一章で理想を述べ、二章で理想通りに行かない現実の着地点を見つけ出す方法について書かれている、と無理矢理納得すれば、良書かもしれません。

買う前の自分へのアドバイスができるなら、「本屋で一章だけ立ち読みすればいいよ。」です。丸損とは言わないけど、これに\2,394はちょっと高い気がする。