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これならわかるJava入門の入門 第2版

これならわかるJava入門の入門 第2版

これならわかるJava入門の入門 第2版

今日の立ち読み。
タイトル通りで入門の入門としては良書ではないでしょうかね。これはWindowsの操作だろ、なんて思う部分も確かにありますが、バージョンの異なる複数の実行環境を使い分ける事もありますので、どこに設定しているかとかを知らずに使われることを前提とした丁寧さは必要でしょうね*1
Javaの入門とか書いておきながら、読み薦めていくといつの間にかSwingでアプリケーションやのJavaAppletやのJavaServletやのを作って、「これが作れたからJavaはOKです」みたいな締め方をするものもよく見かける中で、この本はあくまで入門の範囲を逸脱せず、何を作るにしても踏まえておかなければならない範囲に収められているのが評価できます。当然と言えば当然ですが、入門以上を求めるならば、別書籍が必要になります。
全てを見たわけではありませんが、実装例も至ってシンプルにまとめられていて、おかしな記述は見られませんでした。解説には首をかしげる部分も散見されますが*2、初心者向けに軽く説明するとなるとこの程度の表現になってしまうのかなとも思います。あくまで「次にもう一冊読むことを前提とし、とにかくJavaを触れるように」なるための本として薦められると思います。タイトル通り、入門の入門。

*1:とあるシステムの開発したときに同様の設定手順を書いたマニュアルを作ったこともあります。そんなもの判ってるだろ、とか、Microsoftに聞いてくれ、と言うわけにもいかないんですよね。

*2:他の駄目な本にあるような、見た瞬間に噴出したり、言いふらしたくなるような記述はありませんでした。