新人プログラマが身につけるべき 知らないと恥をかくプログラミングの常識
新人プログラマが身につけるべき 知らないと恥をかくプログラミングの常識
- 作者: 日向俊二
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プログラムは作ったその瞬間だけ動けばいいのならば、良いかもしれませんが、一度作られたものは延々と保守されるものです。その時は問題なく動いていても、時間が経ち状況が変われば修正は発生するものです。
5分程度の立ち読で深い所まで覚えてませんが、Javaプログラマな私が序盤に引っかかったのが下記の例。
public class hello { public hello() { String msg = "Hello, world!"; System.out.println(msg); } public static void main(String[] args) { new hello(); } }
「Javaはややこしい言語です」的な記述の直後に「Hallo, world!」のこのような実装例が挙げられています。はっきり言ってありえません。著者にとってややこしい言語だって認識を、Javaを知らない読者と共有する為に、敢えて奇妙な事をやっているのならば納得できます。
ほかの言語も含め普通に実装したら各々こういう風になるはずだという例はHello worldプログラムの一覧 - Wikipediaにお任せしておきます。見比べると面白いかも?
ともかく、何も知らない人を対象にした本で作為的な書き方を初っ端にしており、この調子じゃどこで著者の非常識な常識を刷り込まれるか判ったものじゃありません。自分の常識に自信のない方、特に新人プログラマの方が読まない事を祈るのみです。
深いところの突っ込みはgoogle:知らないと恥をかくプログラミングの常識にお任せ。