日々常々

ふつうのプログラマがあたりまえにしたいこと。

「テストを書く」と「テストをする」と

きょんさんが別件でツイートしてくれてる間に思ったことを書いとこうかと。


言葉のズレはズレていることに気付かずに話を続けると悲劇を生みます。同じ言葉で用法も似ているとなおさらです。口頭だと同音異義語とか問題になりますね。あれとかも近いかもしれません。駄洒落には良いんでしょうけど。

テストを書く

さて、プログラマである私は「テストを書く」って多分言ってます。これは「自動テストコードを作成する」の意味で使っていると思います。"手動テストしかなかった時代" は、こんな言葉は使わないですね。「テストを書く」って言うと誤解無く自動テストであることが伝わると無意識に思ってるのかもしれません。ちなみに手動テストしかない所で「テストを書く」の代わりに使うのは「テスト項目を書く」になるかなと思います。成果物がコードかExcelかくらいの違いですかね。
ゆえに自動テストを行うことを強調する場合に「テストを書く」と言う気がします。テスト実装以外のアレコレは、多分プログラミング(の中の設計)に含む感じです。

テストをする

一方で、私の認識している「テストをする」ですが、これは特に条件付けしない状況だと「テスト実施のみ」を指してしまいます。そしてこれは大抵の場合、退屈な作業と考えられがちです。手順に従ってぽちぽちする、新人でも出来ること……と思われているアレが「テストをする」からイメージされることです。
テストエンジニアの言う「テストをする」に、私が思っていない何かが含まれていても普通かなと思います。非テストエンジニアに「テストして」と言うと、多分テスト仕様書とかを寄越せと言われます。対して、私の思っているテストエンジニアに「テストして」を言う場合、おそらく"テスティング"を期待しそうです。

まとめ

自分より、言葉の受け手によって意味が変わるっぽい。なんか面倒……。